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コラム

不動産会社の提案に納得できないとき、セカンドオピニオンで何が変わるか

不動産会社から提案を受けたものの、それが妥当なのかどうか分からない。そんなご相談を、当社はよくいただきます。

不動産の取引は、多くの方にとって人生に数回あるかないかの出来事です。比べる相手がいないまま、目の前の担当者の説明だけを頼りに判断することになります。それは、決して判断力の問題ではありません。情報の非対称が大きすぎるだけです。

セカンドオピニオンで見ているのは「根拠」です

医療の世界でセカンドオピニオンが定着しているのは、診断そのものより、その診断に至った根拠を確かめる価値があるからです。不動産も同じです。

当社がご相談を受けたとき、まず確認するのは金額ではなく、その金額が出てきた前提です。

  • どの成約事例を根拠にしているか。似た条件の物件か、それとも都合のよい事例だけを並べていないか
  • 想定している売却期間は現実的か。「3か月で売れます」の根拠は何か
  • 収支シミュレーションの空室率・修繕費・金利は、保守的に見積もられているか
  • 提案書に書かれていないリスクは何か。書かれていないことこそが重要な場合があります

これらを確認すると、「提案自体は妥当だが、前提が少し楽観的」という結論になることがよくあります。その場合は、前提を変えたときにどうなるかをお示しします。

よくご相談いただく三つの場面

1. 査定額が高すぎる、または安すぎると感じるとき

複数社に査定を依頼すると、金額に差が出ます。これは相場が違うのではなく、根拠にしているデータと、売り切るまでの想定期間が違うためです。

高い査定額を出して媒介契約を取り、その後に値下げを提案するという進め方も、残念ながら存在します。査定額そのものより、「その価格で何か月以内に売れると考えているのか」を聞いてみると、話がはっきりします。

2. 「今が売り時です」と言われたとき

売り時かどうかは、市況だけでは決まりません。ご自身の保有期間、借入の残高、次に何をしたいか。これらによって、同じ市況でも答えは変わります。

とくに収益物件では、保有期間が5年を超えるかどうかで譲渡所得の税率が変わります。数か月待つだけで手取りが大きく変わることもあるため、市況の話だけで判断するのは危険です。

3. 活用プランを提案されたとき

土地活用やリノベーションによる賃貸化の提案は、初期投資が大きいぶん、前提が少しずれるだけで結果が変わります。想定家賃、稼働率、修繕の周期、そして出口。この四つが保守的に見積もられているかを確認します。

取引を横から取ることはしません

セカンドオピニオンでよくご心配いただくのが、「相談したら、そのまま自社に乗り換えさせられるのでは」という点です。

当社はそれをしません。セカンドオピニオンとしてお受けした案件について、当社が仲介に入ることを目的にご意見を申し上げることはありません。実際、「今の提案で問題ありません、そのまま進めてください」とお伝えして終わることも少なくありません。

当社のお客様の9割以上はリピーターとご紹介です。目先の一件より、正直に答えて信頼していただくことのほうが、結果的に事業として成り立つと考えています。

ご相談いただくときに用意していただきたいもの

手元にあるものだけで構いません。

  • 査定書、提案書、収支シミュレーション
  • 物件の資料(謄本、間取り図、公図があれば)
  • 契約書の案(契約前の場合)
  • これまでの経緯と、ご自身が引っかかっている点

すべて揃っていなくても大丈夫です。「何が引っかかっているのか自分でも説明できない」という状態でも、お話を伺いながら論点を一緒に見つけていきます。

判断材料が揃った状態で、ご自身で決めていただくために

セカンドオピニオンの目的は、当社の意見に従っていただくことではありません。判断材料が揃った状態で、ご自身で納得して決めていただくことです。

ご相談は無料で承っています。契約日が迫っている場合も、資料が揃っていれば短期間でご対応できますので、その旨をお知らせください。

売る・貸す・持ち続ける。
決める前の段階からご相談いただけます。

ist株式会社は、仲介ありきではなく状況の整理から入ります。初回のご相談は無料です。

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